ロボット支援下直腸低位前方切除術後14−15日目、入院16日目、そして、退院
4月12日
お粥以外は何とかしたが、息も絶え絶え。
朝の回診でお腹の調子はマシになったことや便がまた水になったこと、夜は痛み止めが必要だったことも話した。痛いというよりは、苦しい感じ。
すると、医師はここからは調整なので、これで退院の方向にしましょう。
唐突に切り出した。
土日の退院はないと思っていたので、少し驚いた。
病院によるのかもしれないが、翌日退院になった。
ほとんど動けなくなっていて、家まで帰れるのか不安になったが、
それよりも、帰りたかったし、本当に嬉しかった。
それにしても、長くかかりすぎた。
正直、甘く見ていた。もっと楽に、回復するものと思っていた。
お腹が張るようなつっぱるような感じで、腹筋がすぐ疲れるので、相変わらずあまり食べられないのは、変わらない。
数日、動けなかったことで、恐ろしいことに食事をする体力も衰えてしまったようだった。
水を汲みに行くにも、最短距離で、休み休みじゃないといけなかった。
そういえば、昨夜は、歯磨きもさぼった。
状態はほとんど変わらない。
相変わらず、食べること自体で、息が上がって食べられない。
なぜか、夜に向かって、お腹もきつくなるので、汁は飲んだが、あとは、つまんだ程度で無理だった。
夕方までに退院に対しての説明はほぼなく、いつもと変わらない対応だ。
体調もいいわけではなく、本当に退院できるのか、疑った。
4月13日
朝
なんとか、お粥以外はほぼ食べた。
朝食を食べ終わるまでは何事もないかのように時は過ぎた。
朝食を食べ終わるまでは何事もないかのように時は過ぎた。
朝食の食器が下げられた後、少しして突如として退院に向けての手続きが始められる。
退院時刻は朝10時が基本であるからだ。
少し早めに妻が来てくれた。おかげで助かった。
食事もままならない体力なので、片付けが本当に大変だからだ。
次回診察と退院証明書の内容説明などを聞き紙を渡されてあとは片付けるだけだった
片付けた後、最後のナースコールを押す。
忘れ物がないか、最終チェックの後、慌ただしく送り出される。
土日なのでスタッフの数が少し少ないため、一人の看護師に、
「お世話になりました。ありがとうございました。」
と言うだけだった。
そこから車まで必死に歩いた。妻が気を利かせて最も近い駐車場に車を停めていてくれたのでなんとかたどり着けた。
久しぶりの外は、眩しい。春も終わろうとしている。
体はしんどいが、開放感は素晴らしいものだった。
喉が渇いたので、途中コンビニに寄ってもらって、ポカリスエットを買ってもらった。
水よりも飲める気がして。
うまい!
人生で一番美味しかった、ポカリスエットかもしれない。
家にたどり着くと、即、布団行きだった。
疲れた。帰ってくるだけなのに。
昼食も夕食もやっぱりほとんど食べられない。
うどんの汁をすすり、果物の缶詰をつまんで少しおかずをつまむので精一杯だった。
頑張って、シャワーを浴びて、この日のエネルギーは使い果たした。
また、つらくなる夜がやってくる。
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