高額医療費 と 限度額適用認定証

直腸NETを内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)で切除にかかった入院費は、個室使わずでも、そこそこな出費だったが、なんとか支払った。 

今になって、いろいろ調べていて知ったわけだが、いろいろと手厚い補助があるではないか。 

ひろゆき氏が、医療保険とか入らなくても、だいじょうぶと言っていたのも、わからなくもない。

人それぞれ、入っている健保や、年収によってさまざまだと思うが、
病院窓口で支払った金額が、一定以上になると、越えた分は、健康保険組合から「高額医療費」の支給で戻ってくる。

ただ、これには時差があるので、手元にまとまった金額が無い場合は、困るので、そういうときのために、「限度額適用認定証」なるものがある。

これは、事前に、健保に申請してもらっておく。健保によっては、入院中にネット上で申請しても間に合うものもあるようだ。
この認定証があると、病院窓口での支払いは自己負担限度額までに抑えることができる。
(※追記…病院によっては、情報取得を承認するだけで認定証の提示が不要なところがある。また、マイナンバー保険証を、読み取り時に同意することでも提示することができる。)

クレジットカード払いができる病院も多いと思うので、クレジットカードで払って、ポイントをためることもできる。 

実際に口座から引き落とされるまでに時差があるので、「高額医療費」支給までの時差が緩和されるから、その間、手元にまとまった金額を用意できる場合は、これも選択肢になる。 

いずれにせよ、一度、ご自身の限度額を確認しておくことをお勧めする。 

それから、この高額医療費制度は、「月額」医療費に対してだというところに注意は必要だ。入院、手術が月またぎになると医療費が分割されて請求となるので、分かれ方によっては、高額医療費の限度額に届かずに、結果的に補助額が少なくなる場合がある。

また、健保によっては、さらに、独自の付加給付が用意されている場合もあるので、一度確認しておいたほうがよい。 

私の場合、すべて終わってから調べて、たまたま条件が良く、助かっただけという感じがある。 

あらためて、医療保険も確認した。
何も確認していなかったので、個室は希望しなかったのだが、個室も行ってもなんとかなる条件だった。
が、こうしておけばよかった。という条件もあるが、もう、どうしようもない。 

保険料払っているんだから、放置は良くないし、勧められるがままもよくないな。
あらためて、年齢や家族の状況など、大きく変わるタイミングでは、見直しするべきだなと思った。 

あとは、得しようと思わないことだな。とも思った。
病気やけがで傷んだ分、かかった医療費よりも多くもらうために、保険料を多く支払うのは無駄だと思う。コトが起こったときに、何のためにその金額を貰うか、何に使うか。想定にあわせてかけるのがよいだろうと思う。

つらい現実もあるが、知れて良かったと思えることもある。 

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